波佐見焼の特徴って?特徴や人気の窯元を紹介します!

「波佐見焼がどんなものか知りたい」
「窯元が多くてどこの製品を選べば良いか迷ってしまう」
古い歴史を持ち、現在でも愛され続ける「波佐見焼」。
今回は、そんな波佐見焼の特徴や人気の窯元を紹介します。

波佐見焼の特徴って?

波佐見焼の特徴でよく言われるのが、「特徴がないのが特徴」です。
実は波佐見焼には、独特の技法やデザインがありません。
時代の流れに沿って、トレンドを取り入れた自由な発想の製品が生み出されてきました。

従って歴史は長いものの、比較的リベラルな考え方で発展してきたものと言えます。
デザインで言えば、スタイリッシュなものからモダンなものが多いです。
もちろん、伝統的なレトロなものもあります。

波佐見焼に代表作があるのをご存じですか。
実は大きく分けて3つあります。

1つ目は、くらわんか椀です。
これは江戸時代に作られたお椀のことで、昔は商人によってご飯やお餅を売るくらわんか舟で使用されていたことがルーツと言われています。
そのため、不安定な船の上でも安定するよう、重心が低く、底が広く作られています。
その後、丈夫で使いやすいことから、一般庶民の間でも活用されるようになりました。

2つ目は、コンプラ瓶です。
これはオランダ人の要望を受け、醤油を入れる瓶として作られたものです。
割れにくいところがポイントで、強化磁器の元になったとも言われています。

3つ目は、ワレニッカ食器です。
これは学校や病院で利用するための食器として作られました。
こちらもコンプラ瓶と同様に、割れにくいところがポイントで、強化磁器のもとになったという話があります。

人気の窯元とは?

古い歴史を持ちながら、今も愛され続ける波佐見焼ですが、日々流行に合わせた普段使いの食器が生み出されています。
その姿勢もあり、波佐見焼の人気は年々高まっています。
そんな波佐見焼で人気の、波佐見町が誇る窯元の1つが藍染窯です。

藍染窯は波佐見町の山間に位置しています。
藍染窯の製品は素材に存在感と無骨さがあり、落ち着いた高級感を醸し出しています。
それに加え、日常的に使いやすい機能性も持ち合わせている点は魅力的なポイントでしょう。

まとめ

波佐見焼は長い歴史があるもので、普段使いがしやすく、現在の食卓を彩るアイテムにピッタリです。
また、波佐見町に来た時のお土産としても大活躍でしょう。
特に今回紹介した藍染窯は窯元の中でも人気ですので、ぜひ一度検討してみてくださいね。